2019.12.23
温情ある処置
息子を殺害して6年の実刑判決の出た元農林事務次官。
500万円の保証金で保釈されましたね。
第一審の東京地裁は保釈を認めませんでしたが、第二審
の東京高裁で保釈が決定されました。
実刑判決の出た被告人を保釈するなんてめったにないことですよね?
保釈の理由として、証拠隠滅の恐れのないこと、高齢であることが挙げられていましたが、
結局は息子の殺害理由に温情の余地があると高裁の裁判官は考えたのではないかと
私は推察します。
元農林事務次官だという社会的地位を考慮したものではないとと思います。
家族に殺害されたような子供がいる場合、親の苦悩は計り知れません。
この前のブログで書いたように、私は実刑判決は厳しすぎると思いました。
せめて執行猶予の付いた判決が妥当と書きましたが、その認識が
高裁の裁判官にもあったのだろうと想像します。
人情味のある裁判官もいることにほっとしました。