2019.3.16
弁護士は真実の追及を
弁護士の任務とは何なんでしょうか?
いきなり小難しい話になりましたが、
弁護士は依頼人の利益を守ることである。と聞いたことがありますが、
私は依頼人の利益を守ることも大切だとと思いますが、
それ以上に大切なことは‟真実の追及”ではないかと思っています。
というのも有能?な弁護士をつけると無罪を勝ち取る可能性が
高くなるわけですが、有能な弁護士がはたして真実の追及を
第一義的任務であると考えているとは考えられません。
ほとんどの弁護士は(有能と言われる弁護士も含め)、屁理屈を述べて被告の罪を軽くしようとしている
に過ぎないと思えるからです。
というのもカルロス・ゴーン日産前会長の無罪率は50%程度と言われています。
日本の刑事裁判の有罪率は99%と言われるのに比べあまりに低い有罪率と
思えるからです。
それは「カミソリ」と言われる有能な弁護士を使っているからなのか、法的に解釈して
有罪率、無罪率が半々なのか私には判断が付きませんが、私には前者の要素が強いように
感じられます。
弁護士法第1条には「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」
2項として「弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い社会秩序の維持及び
法律制度の改善に努力しなければならない。」と規定されています。
であるならば、弁護士の職務の第一義的任務は真実の追及でなければならない、と考えています。
これから始まるカルロス・ゴーン前日産会長の裁判も弁護士法第1条を逸脱してないか、裁判官も
しっかりその辺のことを考え判決を出してほしいと思います。