2019.3.09
安楽死に対して法整備を
東京都福生市の44歳の女性が人工透析を中断されたため
死亡したとのニュースがありました。
末期の患者で人工透析を辞めることを本人の希望で中断することにしたらしいですが
途中から再開を希望したのにそれを医師が無視をしたため死亡したとのことで
社会問題になっているようです。
まぁこれは非常に難しい問題ですね。
治る見込みのない患者を大金をかけて医療機器で延命する、意思のある患者でしたら
患者自身の意思を確認できるわけですが、意思を表現できない患者は家族が
代わりに延命措置をするのかしないのか決断しなければなりません。
でもその決断を家族に求めるのも家族の負担が大きく大変だと思います。
意思がある元気なうちに、延命措置を求めるのか求めないのか、行政が介在して
確認業務をするよう法整備をした方がよいように思います。
そしていったん決断したことをいつでも覆すことができる、そんな方法を
そろそろ考えてもいいんじゃないでしょうか?
昔観た映画で題名は忘れましたが、ベトナム戦争で表現の自由を無くし寝たきりになった
青年が、自分の意志では殺してほしいと思いながら、そのことを訴える意思がないため
じこくの苦しみを味わうという映画を観ましたが、これが本当の生きじこくと
感じました。本人は意識の中で「殺してくれ!」と叫んでいるのにそれが周囲に届かないわけです。
こんなことも現実の世界でもあるんじゃないでしょうか?
日本も‟死”に対して目を背けず、法整備をするような時期に来ていると
思えて仕方ありません。