2020.7.07
土地の見つけ方
私は不動産会社の人間であるのに、政治や、行政のことばかりブログに書いています。
今日は少し本業の事を書いてみたいと思います。
家を建てるには土地は必ず必要になるわけですが、親が所有している土地があり
その土地が気に入ればそれに越したことはありません。
でも最近こんな出来事がありました。
親の土地に家を建てようと思って、設計図まで書いてもらったのにその土地を調べたら
家を建てることのできない土地(いわゆる農業振興地域)の中の土地であることがわかって
慌てて別の土地を探して欲しいとの依頼がありました。
まぁ初歩的なミスですね。分譲地以外の土地に家を建てようと思ったら、その土地に
家が建てられるのか法的調査が(接道、排水、上水道を含め)基本中の基本なんです。
それを怠ったために余分な経費が必要になりました。
素人が陥りがちな失敗です。
そうゆうわけで土地を探すなら、分譲地を探すのがいいと思います。
分譲地とは、不動産業者が家を建てるために法律にのっとて開発した土地なわけですから、
そこに家が建てられないなんてことは起こりません。基本的に水道も敷設され、公共下水が
可能な地域であれば公共下水も敷設されています。
それゆえ基本的な調査は不必要なわけです。
分譲地を見つけたい場合は、不動産会社に依頼せず、自分で探すことが大切です。
何故かといえば、不動産会社を通すと、手数料が発生するからです。
手数料の金額は売買金額の3%+6万円に消費税の総額です。
例えば1000万円の土地を紹介してもらった場合39.6万円もの余分な経費が必要になるわけです。
ですからその分譲地を直接販売している売主に自分で売却依頼をすることがいいと思われます。
売主から直接買えば手数料は必要ありません。
今はネットで分譲地を探すことが比較的簡単にできますから、その手間を惜しまないことです。
分譲地以外の土地を手に入れたい場合どうしても不動産会社に頼る必要が大きいですから、
その土地の価格だけではなく、手数料を加味して判断することが必要です。
住宅会社に依頼する場合は、その会社で住宅を建てる場合手数料まで要求しないことが多いですが、
依頼する前に一応そのことを確認しておいたほうがいいでしょう。
土地だけ探さして、その依頼した住宅会社で建築しないときは手数料を要求される場合が
ありますので、建築会社を決めずに土地だけを依頼するのは危険です。
安易に不動産会社に土地を探してもらうことを依頼することは危険ですよということです。